2013年5月9日木曜日

COMIC1 / COMITIA お疲れ様でした




翻訳チームの者です。
ゴールデンウィーク中、COMIC1 / COMITIAにてサークル出展して参りました。遅くなりましたが、お越しいただいた皆様にお礼申し上げます。
展示用に日本語訳テキストを仕込んだ本編(Act2冒頭)のプレビュー動画をタブレットで流していたのですが、お気づきの方はいたでしょうか……

翻訳の進捗について大変多くの方からご質問をいただき、期待の大きさを実感しています。ご期待に少しでも早く応えられるよう、鋭意努力していきたいと思います。

現在も随時査読を進めていますが、下訳と違って査読は1回やれば終わりというものではないため、明確な進捗をお知らせするのが難しい状態です。

長期的な見通しとしては以前の記事でも書いた通り、向こう1年程度で完成させたいと考えています。こちらは今のところ変更はありません。

その他のご質問で主なものをピックアップすると、
  • どういう形でリリースされるのか:現在公開中の完全版に対するバージョンアップで日本語テキストがマージされる形になると思います。
  • 物理媒体でリリースされるのか:現時点では未定です。
  • かたわ少女2の記事は本当なのか:冗談です。日付をご確認ください。
「昔ネットで話題になったよね」といった反応もあり、そういう意味での知名度はやはり高いのだなと感じました。

進捗については大きな区切りに達した段階で随時お知らせしていきますので、折に触れ当ブログをチェックしていただければ幸いです。

よろしくお願いします。

2013年4月7日日曜日

[イベント情報]COMIC1☆7・コミティア104 参加のお知らせ

翻訳チームの者です。

イベント参加のお知らせです。

ゴールデンウィーク中に開催される同人誌即売会に以下の通り参加します。
頒布物は昨年の冬コミと同様、イラスト本「Tomorrow/Today」です。
いずれも会場は東京ビッグサイトです。

4/28 COMIC 1☆7 スペース:そ02a (東5ホール)
5/5 コミティア104 スペース:ゆ28a(東6ホール)

冬コミに参加できなかった方も、よろしければこの機会に手にとっていただければと思います。

翻訳チームの者がスペースにおりますので、進捗などご質問があればお気軽にお声がけください。

よろしくお願いします。

2013年4月1日月曜日

かたわ少女2 開発中止のお知らせ


創造性について唯一不変といえるものとは、不変なことなど何もないということだ。私たちFour Leaf Studiosの誰もがそれをよく分かっている。かたわ少女の製作を通しても、私たちはプロジェクトの大きな構想について、そしてささいなディテールについても、何度も心変わりをしてきた。KSのリリース後、私たちは感情的にも、創造的にも、ついにやり遂げたという気分でいた。これ以上KSにとどまっていたいとは思わなかった。しかしこれからどこへ向かえばいいのか?
1年にわたる自己分析の結果、私たちはこの1年の間に有意義なことを何もしていなかったことに気づき、軽いパニックに陥った。そこにかたわ少女2が再浮上した。私たちは運命を受け入れ、それに向かって突き進むべきなのだろうか? 私たちにやる気はあるのか? もう一度新味のない設定で少年少女のドラマを書くことに戻って、創作意欲を見いだせるのか? 不毛な議論と、多くの煮え切らない意見の果てに、私たちは人類が知る最強の開発手段の使用を決断した--投票である。全員がKS2の開発に賛成か、反対かを投票する。そしてこの件について誰が何を言ったかに関わらず、その民主的な決定に従うのだ。

すべての票が『賛成』であったと分かったとき、きっとみんな驚愕しただろう! 私自身も信じられなかった。自分たちが定めた最大のルール、まさに不変と思っていたルールに対して、私たちはあっけなく心変わりをしてしまったのだ。かくして、そうなった。半分興奮し、半分恐怖しながら、私たちはKS2の製作に着手した。でもどうやって? それはどんなものになるのか? どんなものにすべきなのか?

それは失敗作になるだろう、ということがやがて明らかになった。

 
大勢の人の間に統一されたビジョンを見いだすのは困難だ。料理人とスープに関することわざは、ビジュアルノベルとその開発者にもそのまま当てはまる。KS2の全体的アプローチが最初の争点だった。私は、本質的に同じものを作るのでない限り、続編を作ることに意味はないと主張したが、deltaはその場でKSを最初から作り直すくらいなら次のオクトーバーフェストでミーシャのコスプレをするほうがましだから辞めてやる、と脅しをかけてきた。Surikoは頭をひねったつもりで、女の主人公とガールズラブ要素を盛り込むという妥協案を示したが、彼の下心は他の全員に見透かされていて、即座に却下された。とはいえ、誰も主人公としての久夫に思い入れがあったわけではなかった。5人のメンバーがそれぞれ独立に、久夫の非業の死を中心に展開するプロットを提案した。あいにく、誰もが久夫よりも嫌ったのはそのプロットの方だった。

 
ハイ・コンセプト的な方針をとった途端にバッドエンドを迎えたため(Silentcookは今の話題を考えれば完全にばかげていると評した)十分にしっかりした登場人物を導入できれば、物語が自然と進んでいくのではないか、と私たちは考えた。そういうことができるクリエイターがいる、と聞いたことがある。私たちについて言えば、膨大な量の萌え属性、フェティシズム、そして薄衣をまとった夢のガールフレンドはあっという間に手に負えなくなり、しかも誰もが自分の嗜好が最高だと言って一歩も譲らなかったので、合意に至るのは困難だった。議論はすぐに実際の企業内政治に似たようなものになり、メンバー同士がお互いのばかばかしいアイディアを支持するよう共謀し、中傷し、脱退すると脅しをかけ、果ては恐喝までする始末だった。


ビジュアルコンセプトもうまくいかなかった。KS1で余った未使用のキャラクターデザインが山ほどあり(そのうち半分は、開発者たちがこれといった理由もなく続編にねじ込もうと思っていたものだ)、アーティストたちは秀明や治五郎のような古典的なキャラクターの事実上の後継者を作れるチャンスに飛びついた。deltaはmoekkiがキャラクターデザインをすると聞いて辞めてやると言い出したが、私たちが彼女はkamifishの厳しい監督のもとで仕事をさせると念を押したところ、多少落ち着いてくれた。キャラクターデザインの工程は多くの怒りと恨みを引き起こし、ついには出来上がったデザインが一つ残らず却下される結果となった。先行きは明るくなかった。

 

最後の捨て身の切り札として、私たちはチーム常駐の最小公倍数であるclimaticを頼った。彼はKS本編に欠けている特定の『お約束』を補うファンディスクを作るべきだと提案した。これならもっとも幅広い客層へのアピールになる。そのコンセプトとはたとえば、海水浴イベント、プールイベント、温泉イベント、メイドカフェと化した上海、猫耳っ娘、犬耳っ娘、狐っ娘、バニーガール、羊っ娘、可愛いけどちょっとツンデレな妹キャラ、倒錯趣味でオタクの親友キャラ、ストーカーキャラ、ハーレムエンド、ハーレムエンド、ハーレムエンド、お化け屋敷、説明のつかない超能力、別の次元、メカ同士のバトル、魔法少女、ゾンビ、ファンタジーMMORPG、そしてピエロなどだった。

この豪華客船のような巨大プロジェクトには、比喩的な意味での氷山さえ必要なかった。自らの不可能性のために沈没してしまったのだ。残ったのは、何やかやの理由で却下された多くの、あるいは大量のコンセプト、たくさんの壊れた友情、そして私の人生で最悪の1ヶ月の記憶だ。かたわ少女の続編に値するビジョンを探そうと本当に最善を尽くしたものの、残念ながらかなうことはなかった。申し訳ない。

さて、ここからどこへ向かえばいい? 私たちはこれからKS2をまるまるすっ飛ばして、このままかたわ少女3を製作することに決定した。今の企画の進み具合からすると、さまざまな素晴らしい要素とストーリーを盛り込んだ、素晴らしいものになりそうだ。私たちはこのプロジェクトに本当に張り切って取り組んでいるし、自信を持っている。皆さんも同様だと願っている。その件についてはあと1年くらいで詳しくお知らせできる予定なので、お楽しみに。

- Aura

 (この記事は2013年4月1日に英語版開発ブログで公開されたものです)

2013年3月30日土曜日

[翻訳記事]かたわ少女、Anime Expo 2013に参加

(本家ブログ記事の翻訳です)
 

今年もそんな時期になりました。昨年と同様、かたわ少女開発スタッフ数名がロサンゼルスコンベンションセンターで7月4日から7日まで開催されるAnime Expoに参加・出展します。

参加するスタッフはWeee(イラスト担当)、Gebyy(イラスト担当)、Nicol(音楽担当)、そしてSuriko(ライター、プロデューサー)です。あいにく今年はイラスト本の頒布はありませんが、もし現地にお越しの際はぜひスペースまで遊びに来てください。スペース配置が公開されたら、この記事に追記します。

- Suriko

2013年3月11日月曜日

翻訳の進捗:下訳完了のお知らせ

翻訳チームの者です。

前回の記事から大変お待たせしてしまいましたが、現在の進捗をお知らせします。

このたびようやく全セクションの下訳が完了しました。手前味噌ですが記念すべきマイルストーンに到達できました。完全版の公開から約1年2ヶ月と、大変長い道のりでした。

ここから先は誤訳修正/文体の調整、誤字脱字の訂正、実プレイによるデバッグを経て開発元への提出~リリース、という段取りとなります。こちらもかなりの長丁場になると思われますが、下地ができている分、多少は楽な気持ちで望めるのではないかと思います。

他者の訳文の査読・修正というのはなかなか負担の高い作業になりますので、次の完了時期についてはまだ明言はむずかしいですが、できればプラス1年程度で完了させたいところです。

なお、作業を手伝っていただける方は随時募集しております。
もし英語やローカライズ等について、腕に覚えのある&お時間に余裕のある方がいれば、ぜひ翻訳チーム(ksjpproject@gmail.com)までご連絡ください。

今後も随時進捗をお知らせしていきますので、よろしくお願いします。

2013年1月6日日曜日

年始のご挨拶、冬コミ参加レポート

翻訳チームの者です。

ご挨拶が遅れましたが、今年もよろしくお願いします。

現在の進捗は下訳89%となっています。年末にかけてペースが落ちてしまいましたが、挽回していきたいと思います。

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また前掲の通り、冬コミに参加してまいりました。ご来訪いただいた皆様、ありがとうございました。

これまでにもまして多くの方に本を手に取っていただき、また翻訳状況や「いつ日本語完全版がリリースされるか」といった問い合わせ、期待の声を聞くことができました。参加以来初めてですが、メッセージ付きの差し入れもいただいています。(おいしくいただきました……)

webサイトで日本語体験版/英語完全版が無償ダウンロード可能、という点をご存じない方が意外と多いことも判明しました。その場で直接説明してはいますが、何事も当然と思わずにしっかり広報するのが重要だと感じました。

皆様からの反響にチーム一同大いに励まされました。今後も完成に向けてがんばっていきたいと思います。

幾人か海外の方も来ていました。
  • ・オーストラリアから日本旅行中の人
  • ・トルコから留学中で翻訳の勉強をしている人
  • ・AXとkickstarterで本を購入済みの人
  • ・アメリカから旅行中の華子ファンの人
熱意のある方というのはいるものですね。併せてお礼申し上げます。

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前の記事にもありますが、Tomorrow/Today英語版のPDFファイルが公開されました。イベントに足を運ぶのが難しい方はこちらもご覧ください。

今後のイベント参加予定ですが、4月~5月に開催のイベントに参加を考えています。

直接イベントで声をかけていただけると大変幸甚ですが、既刊完売以後の参加見通しは立っていないため、もしご意見/ご感想がありましたらブログのコメント、あるいはメール(ksjpproject@gmail.com宛)にてお知らせいただければと思います。

2013年1月4日金曜日

365日後


例年、私たちはプロジェクトの設立記念日である1月4日の「お祝い」を何らかの形で行ってきた。ブログで前年の振り返りを行うのがいつものパターンだ。今ではこの日がゲームのリリース記念日にもなったので、もう一年その前例に従うちょうどいい理由になる。予想通り、かたわ少女をリリースしても私たちの手が離れることはなかった。去年の大半はその余波を受け止めることに費やされた。

熱狂に応えること

かたわ少女のリリースが起こした波は、どういうわけか昨年いっぱいまで持続した。実体のあるファンダムがKSを中心に存在しているという事実は驚くべきものだ。これだけのものを得られたビジュアルノベルはそう多くないしたくさんの人が気に入ってくれたことはうれしく、そして驚いている。人々の反応や情緒的な反響とは別にして、印象的だったのはかたわ少女にインスパイアされた数々の新しい創作プロジェクトの立ち上がり(それとファン創作)、そしてインターネット上に生まれた新しいファンコミュニティだ。個人的なやりとりもずいぶん増えた。KSが自分の琴線に触れたという話を多くの人が私たちに寄せてくれたが、私にとって一番大きなインパクトがあったのは、プロジェクトが生まれるきっかけとなったコンセプトアートを描いたRAITA氏のコメントだった。私たちの根気強さと、その結果についての彼自身の喜びについての親切な言葉を受けて、自分が認められたという気持ちになった。他の誰の言葉でも、こんな気持ちは得られなかっただろう。面白いよね? これで、円環は本当に閉じたという気がした。

記念品

ささやかな記念品ということで、2012年夏の4LSイラスト集 "Tomorrow/Today" 電子版をリリースした。4LSスタッフと友人達による、かたわ少女の32ページのフルカラーイラスト集になる。初出は6月にロサンゼルスで開催されたAnime Expo、その後日本語版が12月に東京で開催されたコミックマーケットで頒布された。こちらのリンクから電子版をダウンロードできる。

これは真の終わりではない

2013年はどうなるのか? さて、少なくとも2012年中(またはそれ以前から)構想・開発初期の段階にあったいくつかのプロジェクトについて、公表したいと思っている。そうしろというプレッシャーもあったし、少なくとも私自身にとっては固まりつつある。それに外部の人と関わり合うのは楽しい。期待していてほしい。成り行きによっては、4LSが人員募集をする必要が生じるかもしれない。最後に、今年も新しいイラスト本が発行されても驚かないでほしい。現時点での見通しはこんなところだが、今年何が起きるかなんて誰にも分かったものじゃない。それが良いこと、大切なことばかりになってくれるよう願いたい。

- Aura