2010年6月27日日曜日

(国際的)かたわ陰謀

他言語への翻訳がかなりの数になってきたので、そろそろその辺について少し語るときだろう。(少なくともAuraがそうしろと私に催促している)ただ問題は、あまり語ることがないって事だ -- 実際の翻訳作業は当然ながら大変な作業量だけど、翻訳を組み込む手順そのものは結構簡単だ。KSエンジンには、翻訳を実現するための拡張機能が最初から組み込んである。なぜかというと、KSに関わり始める前は、私はビジュアルノベルの翻訳に活発に取り組んでいた。そして日本製のエンジンを日本語以外の言語でうまく動かすことの難しさに苛立っていたんだ。どっちかというとその腹いせに(それと、日本語オンリーという考え方を英語オンリーにそのまま置き換えたくなかったために)、最初から国際化というアイディアをつらつらと考えていた。そして、これからあらわれるかも知れない翻訳者たちが、せめて技術的には苦労をせずに済むようにエンジンを作った。もちろん、多言語統合エンジンを作ったもう一つの理由は、実際の翻訳の中身は私たちにはほとんどわからないとしても、自分たちが翻訳作業により近い立場に立って、何かあったらインプットが得られる、ということだ。少なくとも、他言語訳が非公式なパッチに依存することはない。もしそういうものが出てきたら、私たちとしては黙って見ているわけにはいかない。今のところ、この試みはうまくいっているみたいだ。そしてAct1のフランス語訳以後も、翻訳が続くことを願っている。もちろん、完成版の翻訳作業は全く別の話。でもそれは実際に出来上がってから取り組んでいくつもりだ。

ところで、パリのJapan Expoとは別に、もう一つコンベンションがある。KSスタッフのPimmy、 IRC/ファンアートの常連VCRDoomfest が、7月1日からロサンゼルスで開催されるAnime Expoのアーティストテーブルに参加する。もし行く方がいたら、一言挨拶してほしい。VCRの限定生産 ピンズをゲットするのもいいかもしれない。そしたらナベシンにサインしてもらうんだ。そうそう、KS 関連のアイテムをまるっきり関係ない日本人のオタ系セレブにサインしてもらうって、すごくいいよね。


- delta

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